リザーブドインスタンス購入
リザーブドインスタンスを購入してみたので備忘録として。
リザーブドインスタンスとは、プラットフォームやインスタンス等を宣言し、予約金を前払いすることで宣言した枠組みで利用した契約について大幅な割引を受けられる制度をいいます。
ある程度、長期スパンで運用するサーバがあれば、これを使わない手はありません。
1.AWSマネージメントコンソールにて「EC2」-「Reserved Instance」をクリックし、Reserved Instance画面に遷移したら「Purchase Reserved Instances」をクリックする。
2.リザーブドインスタンが適応される稼働条件を指定します。指定したら「Search」をクリックします。
・Platform:プラットフォームOSを指定
・Instance Type:インスタンスを指定
・Availability Zone:AZを指定
・Term:期間を指定
・Tenancy:共有型/専有型を指定
・Offering Type:利用度合いを指定
Offering Typeとはタイプ(利用度合い)によって割引率が変わります。経度使用/中度使用/重度仕様とあり稼働する時間によってすみ分けされます。
詳細はは、http://aws.amazon.com/jp/ec2/reserved-instances/#2を参照して下さい。
3.Searchの結果、表示されたもので問題ないようであれば「Add to Cart」にてカートに入れます。
4.追加で購入する場合は、また2.、3.の手順で選択します。確定であれば、「View Cart」にて確認します。
5.カート内の注文で問題なければ「Purchase」をクリックし購入します。
※購入してしまうと、取り消しや返品という行為ができないので、間違わないように何度も確認
することをお勧めします。
6.購入終了の画面が表示されるので「Close」をクリックして終了。
【おまけ】
コスト効果について少し触れると、サンプルで東京リージョンにてEC2 Linux M1Mediumを1年間運用
したとします。
・オンデマンドインスタンス
ミディアム $0.175/h
0.175 * 24 = $4.2/D
4.2 * 31 = $130.2/M
130.2 * 12 = $1562.4/Y
・リザーブドインスタンス(重度使用)
前払い $387
ミディアム $0.05/h
0.05 * 24 = $1.2/D
1.2 * 31 = $37.2/M
37.2 * 12 = $446.4/Y
前払いと年間利用額を合算
$387 + 446.4 = 833.4
差額が $729 となります。
日本円で年間約\70,000-ほどコスト効果が出ることになります。
宣言する期間が長かったり、大きなインスタンスだともっと大きな効果が期待できます。
同じスペックのサーバを稼働させるんだから使わない手はないです。